ヘルペスを発症したらすぐすべき2つの事

ヘルペス持ちだという方の場合、そろそろヘルペスになりそうだなというのが感覚としてわかってくるはずです。

口唇ヘルペスの場合、口唇ヘルペスができる前には唇のあたりにピリピリとした違和感が出てきます。
そのピリピリを感じた場合にやっていただきたいのは、リジン・亜鉛・ビタミンC・フラボノイドの摂取です。

通常の3倍~5倍、これらを摂取しましょう。
そしてもし抗ヘルペス薬の軟膏をお持ちであれば、これもすぐに塗布してください。

これらをピリピリを感じた段階ですぐに実行することで、口唇ヘルペスの発症を抑えることも可能になります。

 

こうした処置はできるだけ早く実行しましょう。
それができれば症状を軽く抑えることもできますし、また回復を早める作用も期待できます。
口唇ヘルペスができてもいつも自然に治るのを待っているという方も多いかもしれませんが、重症化などによって水ぶくれの痕が残る可能性もあります。

だからこそ、適切なケアをスピーディに実行するということを意識していくことが大切です。

 

また口唇ヘルペスの場合、先ほども紹介した抗ウイルス薬での治療が
行われます。
この抗ウイルス薬には、外用薬(軟膏)・内服薬・点滴の3つのタイプが
あります。
軟膏は軽症かつ頻繁に再発しない場合に処方され、症状の広がりを
抑える効果を持っています。

内服薬に関しては、服用によって皮膚の症状のみならず、神経細胞内でのウイルス増殖も抑制することができます。
点滴に関しては、初めて口唇ヘルペスとなりそれが重症化しているケースなどに使われます。

口唇ヘルペスの治療では、外用薬だけを処方されるというケースもあるのですが、原則として内服薬との併用によって治療が行われていきます。

口唇ヘルペスを発症した場合、神経細胞の中でもウイルス増殖が起こっています。
このため外用薬のみで外側からケアをするだけではなく、内服薬によって神経節におけるウイルス増殖を抑制していかなければなりません。

内服薬に関しても、口唇ヘルペスのサインが出たときに早めに服用することで、早めの回復につなげることができます。
またこれにより、神経節へと戻ってくるウイルスの量も減らすことができるため、再発防止効果も期待できます。

 

ヘルペスと一口に言ってもその種類はさまざまで、口唇ヘルペスの他には性器ヘルペスや水ぼうそうなどがあります。
口唇ヘルペスの治療については上記の通りになりますが、性器ヘルペスについては服薬による再発抑制療法も行われています。

やはりどちらも、できるだけ再発しないようにするということが一つの治療目標となっているようです。

 

口唇ヘルペスになった場合、ついつい水ぶくれができた口元が気になってしまい指で触ってしまうということがあります。
これは、できれば避けておきたいことです。
たとえば水ぶくれに触った手や指で目をこすってしまうと、それが原因となって、ものもらいと似た状態になる場合もあります。

人に移るといけないからと、その点に関しては気をつけている方も多いかもしれませんが、自分自身でもそのような状態にならないように注意していかなければなりません。

また自然治癒を待つ場合、口唇ヘルペスがかさぶたになった時にはそれが自然と剥がれるまで待たなくてはなりません。
無理に剥がそうとすれが血が出てそれがまたかさぶたになったり、痕が残ったりということが考えられます。

このように口唇ヘルペスに関しては自然治癒を待つという選択肢もありますが、人によってはどうしても美容的に気になってしまうということがあります。
接客業など、人と接する職に就かれている方ですと、口唇ヘルペスができる前に対処したいと考える割合も高くなるでしょう。

冒頭で紹介した方法を試すことで、水ぶくれになる前に発症を抑えることも可能になりますので、もしピリピリとした違和感が出てくれば、その際はこちらで紹介した方法をお試しいただくのもいいでしょう。

そして再発しにくいような生活を送っていくということも重要になります。
ついつい偏った食事ばかりしてしまうという場合にはそれを改善するよう努めたり、ついつい睡眠不足になってしまうというのであれば睡眠不足を解消するようにしたりといった点に気をつけていくことで、健康的なライフスタイルにも近づけていけます。

さらにヘルペスへの対策としては「免疫力の向上」もひとつの要素になってくるでしょう。
こうしたあらゆるポイントに気をつけていけば、ヘルペス再発のリスクを下げることも可能になるはずです。

しかしそれでもヘルペス再発のリスクはゼロにはできないものです。
「もしかしたら…?」と思ったときの対処法として、冒頭で紹介した2つの方法が有効になってきます。

ヘルペスが自然治癒するのはありがたいことではありますが、自然治癒するまで待つのは苦痛というのも本音ではないでしょうか。
「ヘルペスができてきそう」というサインがあればすぐに対処法を実行し、それでも発症したら医者にかかるというのも、ヘルペス対策の一つの方法です。

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